★ＫＯの夜
K-1 WORLD GP 2009 FINAL！さぁ始まるぞ今年のクライマックス。上がってきたぞー。
さていきなりトップギアの因縁ラバーマッチ。両者グッドシェイプだが、特にバダが見事にビルドアップされとる。
連打でしかけるルスラン、しかし堪えるバダ、超至近距離でカウンターの右でダウン奪取。ルスラン出血で一旦中断。再開後、すぐさま突っ込むルスランだったが、バダの右がまたもカウンター炸裂でノックアウト。僅か40秒弱。バダも見事だがルスラン打たれ弱すぎるｗｗ
- アリスター・オーフレイム［１Ｒ ＫＯ］エヴェルトン・テイシェイラ
ＢＥＰで入場するプンプン薬臭いデモリッションマン。この外敵を退けられるか極真王者。
スイッチを繰り返す蟻星、サウスポーからのヒザ蹴り２発でもってテイシェイラを失神させる！第１試合に続く秒殺劇。蟻星は全くのノーダメージで準決でバダとの再戦へ。しかしこの勢いはちょっと恐いぞ。それにしてもテイシェイラ、あなたは最低です。
- セーム・シュルト［１Ｒ ＫＯ］ジェロム・レ・バンナ
シュルトさんは大会直前にチームメイトが急死したそうで、精神的にキツそう…対するバンナは今年が最後のＧＰだそう。お疲れさん。
プレスをかけられ若干弱気な顔を見せるも、ジャブとローを起点に捌くシュルト。バンナのどてっ腹に右ミドルと左の前蹴りを続けて突き刺し、これまた早々のＫＯ。バンナは気合い入ってるようにも見えたが呆気なかったな。てか情けない。しかし何なのよこのＫＯラッシュはよ。
- レミー・ボンヤスキー［３Ｒ判定３-０］エロール・ジマーマン
さぁクリーンにＶ４を目指せフライング・ジェントルマン。立ち向かえボーン・クラッシャー。谷Ｐは優勝予想の大穴にエロジマンを挙げてたらしいが。２人ともいいツラしてる。
両者キック中心のコンビネーション。手数が旺盛なジマーマンだが、１Ｒ終盤にボンヤスキーの右オーバーハンドがカウンターで炸裂しジマーマンがダウン！そのあとは流したボン。２Ｒ、盛り返さんと攻めるジマーマン。アッパー効果的。ボンはパンチこそ貰わないが対角線コンビのローを効かされてる。流れを引き寄せつつあるジマーマン。３Ｒも押すジマーマンだが、ダウンの分のポイントを取り返すまではいかず…フルマークは解せんが。ぎりぎりのカウンターが交差するスリリングな展開だった。しかしボンこれは準決で不利だ。
ここまではＫＯ連発を除けばあらかた予想通り。
お、これやるのか。まさかアーツがリザーバーとして本戦登場フラグか…？てかアーツ身体やべぇはんぱないｗ
圧力をかけるアーツに対し体格でも大きく劣るサキ、スピードと回転で果敢に応戦。１Ｒ終わってジャッジが早くも割れる。２Ｒ終了間際、随所でいいパンチを見舞うサキだったが、アーツの右ストが綺麗に入ってダウン。これでノッたアーツ、３Ｒも猛然とラッシュをかける。サキも負けじと小さいパンチのコンビ。更にバックブロー、バックキックと奇襲も見せる。両者いい気迫。判定でアーツに凱歌。貫禄勝ちだな。サキも粘ったがダウンが痛かった。
時間が余ってるのか準々決勝を振り返る。ボンだけダイジェストなしｏｒｚ
- バダ・ハリ［１Ｒ ＫＯ］アリスター・オーフレイム
さぁ準決勝。大晦日以来の再戦…リベンジか返り討ちか。またもたっぷり入場から。バダは目が据わってる。
バダの鋭いパンチと蟻星の思いパンチが交錯する。バダが振り回すぶん余計にスリリング。蟻星は守りが固いかと思いきや左を振るったところにバダの右ショートを貰ってダウン！一気に勝負を決めにかかるバダ、獰猛なパンチを上下に散らし最後は左のハイでもって蟻星の腰が落ちてジ・エンド！バダが殺傷能力の高さを改めて示し、２年連続でファイナル進出。これは見事だ。
- セーム・シュルト［１Ｒ ＫＯ］レミー・ボンヤスキー
この対戦は４年振りか。ボンヤスキー、３度目の正直でシュルトさん攻略なるか。ホーストに次ぐＶ４王者に王手をかけるのはどちらか。なんかもう見えてるような気もするけど…
いきなりボンの左フックでシュルトダウン！特攻狙ってたか。それでも落ち着いてミドルとヒザで対抗するシュルトさん、コーナーに追い詰め亀になったボンにレンガパンチを叩きこみダウンを奪い返す。なんとか立ったボンだったが、ダメージの深い脚から崩され万事休す。よくやったよボンちゃん…
とゆーことで決勝はバダとシュルトさん、今年５月のアムステルダムでのショウタイム以来のリマッチ。これまでリベンジを次々に遂行してきたバダだが、今回はリベンジを狙われる立場に。自らブチ壊した去年のＧＰ決勝から一気に巻き返し、今年こそ政権交代か。それともシュルトが不遇を乗り越え再び安定政権を敷くか。多く望まれてるのは前者なんだろうが、果たして。なんかもう今日の横浜の空気的に、最後もＫＯありそうだな。またダイジェストやってる。えらく溜めが長いな…時間あんなら京太郎とかギタの試合もやれよ。
前回と同じく踏み込んでいくバダ。フックを貰いつつコツコツとジャブ、前蹴りを効かせるシュルト、左レンガパンチでダウン奪取！打たれ強さの違いだな。更に左ハイでダウンを追加。食い下がるバダ、バックステップで自分の距離をキープするシュルト。最後も得意の前蹴りで仕留め、98年のアーツ以来となる３試合連続１ＲＫＯで、ホーストに並ぶ史上最多タイとなる４度目の王座に。ファイトスタイルでまた色々言われそうだけど、やっぱり勝ち方を知ってるなとゆう感じ。魅せることはせず勝ちに徹するってのが嫌われるのかもしらんけど、それこそがシュルトさんの強さなんだなぁと改めて思う。意地を見たね。バダはあのスタイルがよさであり弱点なんだな。
しかしこんだけＫＯが続くことってあるんだねｗ大味すぎたような気もするけど、これはこれで面白かった。ただアップセットはなかったね。結果的にはほぼ予想通り。ボンヤスキーが左フックでシュルトさん倒したのがある意味いっちゃんの衝撃かもなｗベストバウトは…バダ×蟻星かな？すっきりしたしな。
