★春の嵐

昨日のK-1 WORLD GP 横浜。情報封鎖して録画を観る。
武蔵の引退式から。お疲れさまでした。

• ジェロム・レ・バンナ［３Ｒ判定３-０］タイロン・スポーン

プレッシャーをかけるバンナに対し旺盛な手数のスポーン。右のミドルがいい感じか。だがテンカオに右ショートを合わされダウン。更にパワーで押されあわや１ＲＫＯ。２Ｒ、バンナのローがローブローに入りタイムストップ。再開後、スポーンの飛びヒザで今度はバンナがダウン…じゃなくてスリップ。スポーンのミドルがじわじわ効いてる。あとがないスポーン、完全に失速したバンナを追い詰めるもダウンを奪い返せず。チャクリキ効果かバンナなんとか踏みとどまったが、うーん、個人的にはスポーンは勝てた試合だけに残念てか悔しい。

• アリスター・オーフレイム［１ＲＫＯ］ジャバット・ポトラック

強烈なブローを叩き込むポトラック。ガードの堅い蟻星、組みつくポトラックを振り払うかのようなパンチ？でダウン奪取。一気に流れを掴むと最後は得意の右ヒザ葬。蟻星、余裕…だけどまた組んでヒザ連発してるよね。いいのあれ？

• グーカン・サキ［３Ｒ判定３-０］シング“心”ジャディブ

身長でかなり劣るサキ、挨拶代わりにいきなり右ハイ。更にシングの蹴りをかわし高速ローを返す。１Ｒ終盤からエンジンがかかり始めたシング、２Ｒヒザも出るように。サキもローからフックのコンビネーションで押し返す。３Ｒサキのショートフックの連打でグラつくシング。１Ｒから鼻血で苦しそうなシングはヒザも見切られ完全にジリ貧。判定ユナニマスでサキ、さぁ今年は雷帝の逆襲だ。

• 京太郎［２ＲＫＯ］ピーター・アーツ

ヘビー級タイトル戦。計量を３キロ（！）アンダーでパスしたアーツ、半端ないグッドシェイプｗ
定石通りスピードで撹乱したい京太郎、落ち着いてロー、パンチのアーツ。ちょっとついていけてないが。ローが走ってる京太郎、更にカウンターの右ショートストからの連打でダウン奪取！１Ｒ終了のゴング直後に再び崩れ落ちるアーツ。これは予想外。２Ｒも京太郎のペース。カウンターの右フック一閃でノックアウト！大金星。恐れ入りました。亡くなったばかりとゆうお祖母さんの遺影を抱き締める京太郎、大号泣。いやしかし見事な初防衛。

• バダ・ハリ［３Ｒ判定３-０］アレクセイ・イグナショフ

あれ、メインもうやるの。こりゃイグやらかしてくれたのかな。煽りは飛ばし飛ばし観たけどバダの地元でのトラブルに関してはスルーっぽい。
のっけからトップギアで強烈なパンチを上下に飛ばすバダ、イグちょっとスピードに面食らったか。しかしディフェンスワークは健在。１Ｒは様子見のイグ、２Ｒもっと手数が欲しいが出ない。逆に後半、コーナーに詰めてフックの連打でダウンを奪うバダ。まるでよさどころか動きのないイグだが３Ｒもバダのパンチを浴びる。最後までまともに攻撃をヒットさせることなく終了。
メインから前倒しだったのは大凡戦だったからか…蛇に睨まれた毒蠍、復活ならず。てか何しにきたし。顔見せか。バダにはイージーな再起戦になってしまった。

• セーム・シュルト［３Ｒ判定３-０］エロール・ジマーマン

さてスーパーヘビー級タイトル戦。最強巨神兵の牙城を崩せるか、ボーン・クラッシャー。相変わらずシュルトさんへの拍手が寂しい…ｗ
フライングパンチ狙いのジマーマン、いきなりシュルトさんの左のレンガパンチを効かされヒザも浴びる…も、すまし顔。今回増量してきたらしいが、腹が一層出てる。そのドテッ腹に蹴りを突き刺すシュルトさん。試合が進むにつれ空転が続きますます苦しいジマーマン。しかもトランクスがずり落ちてみっともない。終始自分の距離を保ったシュルトさん、今回は殆んど顔面に被弾を許さず完勝、盤石のＶ４。ってまた前のスタイルに戻ってないかｗ
期待してた程の爆発はなかったしスポーンやらイグにはがっかりしたけど、京太郎のアップセットで大いに盛り上がらせて貰った。唯一カットのラシェンコ（やっぱりやらなかったか）は勝ったらしいがダウンも奪えなかったと。