▽王者の真髄

昨日のWPB7「REAL」録画を観る。

粟生のセンスと実力、タイトル奪取に向けての気合いが存分に見られたけど、王者ラリオスの老獪さと身体的・精神的な強さが上回ってたなとゆー印象。4Rにラリオス倒れたときは結果知らんかったら粟生のKOを確信してしまってたかも。あのあとにあと一歩踏み込めなかった、決めきれなかったのは残念で仕方ない。それと同じラウンドのバッティングによる減点!たらればになっちゃうけど、あれさえなければなぁ…と。まぁ何にせよラリオスのタフなハートはまだまだ健在。それに加えて、中盤アウトボックスに切り替えてポイントを稼ぎつつ回復、終盤になるとまた攻勢に出てボディを効かせ追い上げを跳ね返す、ベテランならではの巧さ。いい試合だった。
ちなみに採点ごっこしたら114-112で俺もラリオス支持だった。

若干レフェリーストップが微妙なタイミングになってしまったけど、身長・リーチともに上回るサウスポーのメキシカン(ランキング2位)を速攻でねじ伏せた強いチャンピオンを観ることが出来た。挑戦者のロングレンジのパンチは(長谷川の苦手なサウスポーであることもあって)なかなかに厄介そうで、長丁場になってたらまただいぶ違った試合になってたでしょう。ただやっぱりあれだけスピードに差があると、チャンピオンはいつも通りの試合運びが出来、むしろ開始早々2Rに文字通り「斬って捨てた」感じのダウン奪取。そこから回復を許すことない連打でもってストップ勝ち。んーでもやっぱりちょっとストップ早かったかな?
インタビューでは相変わらずの謙虚さながら、更なる高みを目指す姿勢と、粟生を気遣う「兄貴」っぷり。いやーええ人だw次のブシ・マリンガ戦は観に行きたい…
そういやサーシャ・バクティンの録画も観なくては…!